最初は技評の記事を見て試したんですが、openstackの世界は流れが早いのか、リンク先がなくなっていたりしてダメでした。とは言いつつやる気満々でubuntuまで入れてしまったのでやめるわけにも行かず、ちょっとあがいてみました。
sudo apt-add-repository -y ppa:cloud-installer/stable sudo apt-get update sudo apt-get install -y openstack sudo openstack-install --version sudo openstack-install
でインストール出来ました。が、おそらくこれはubuntuのバージョンが14.04の場合。14.04.2だとカーネルのバージョンが違うためか下記エラーが出続けました。
A fatal error has occurred: Problem running env DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -qy -o Dpkg::Options::=–force-confdef -o Dpkg::Options::=–force-confold install openstack openstack-single in container uoi-bootstrap:- See ~/.cloud-install/commands for further info.
そこでまた検索したら同じ症状が出ている人がいました。Ubuntu 14.04.2 Server single system install error #470
14.10では既出のバグだったようです。14.04なら動くはずなんだけどカーネルのバージョン教えてくんね?って書いてありますね。
We’ve seen a bug in AppArmor in 14.10 that incorrectly prevented this, but on 14.04 it has worked well for most people. Can you tell us what kernel version you’re using? uname -r should do
そしてその返答。私のも同じ結果でした。
uname -r gives me 3.16.0-30-generic
どうもこのカーネルが問題のようです。
@CCoffie thanks – I think that explains it. I apologize that I wasn’t on top of the releases.
So I believe the apparmor problem was introduced in changes from 14.04 to 14.04.1.
その後14.04で試してよみたいなことも書いてあるんですが、こちらとしては今から入れ直すのなんてまっぴらゴメンなわけで、カーネルのアップデートをすることにしました。
$ sudo apt-get dist-upgrade $ sudo reboot
リブート後にuname -rを実行すると3.16.0-38になっていました。これで、冒頭のコマンドを実行したところ1時間程かかりましたがインストールが終わりました。
$ uname -r 3.16.0-38-generic $
インストール開始時の様子。ここでパスワードを入力します。入力したパスワードはダッシュボードにログインするときに使います。
選択画面。一台のマシンにインストールするのでsingleを選択します。
インストール完了時の画面。ここまで来るのに1時間程かかりました。インストール中topでリソースの動きを見ていましたが、CPU、メモリはそれほど消費していませんでした。HDDのランプがずっと点灯状態だったので、そこがネックだったようです。時間がかかるのが嫌な場合はSSDなどを使ったほうが良さそうです。
見づらいので表にしてみました。
No | サーバー名 | IPアドレス | CPU | メモリ | storage |
---|---|---|---|---|---|
1 | Glance | 10.0.4.81 | 4 | 6144M | 20.0GB |
2 | Glance -Sinple stream s Image Sync | 10.0.4.19 | 4 | 6144M | 20.0GB |
3 | Juju GUI | 10.0.4.25 | 4 | 6144M | 20.0GB |
4 | Keystone | 10.0.4.74 | 4 | 6144M | 20.0GB |
5 | MySQL | 10.0.4.169 | 4 | 6144M | 20.0GB |
6 | Neurton API | 10.0.4.138 | 4 | 6144M | 20.0GB |
7 | Controller | 10.0.4.144 | 4 | 6144M | 20.0GB |
8 | Compute | 10.0.4.84 | 1 | 4096M | 40.0GB |
9 | Openstack Dashboard | 10.0.4.63 | 4 | 6144M | 30.0GB |
10 | Neutron | 10.0.4.30 | 1 | 2048M | 20.0GB |
11 | RabbitMQ Server | 10.0.4.82 | 4 | 6144M | 20.0GB |
インストールが終わったら触ってみたくなるものですが、このままではアクセスできません。そこでnginxをインストールしてアクセスできるようにします。
インスタンスも作ってみました。これは今のところは問題なくできているようです。
ええ、作りはしたんですけどアクセスすら出来ません(泣)だいぶ前に下記の本を買ったので読み直そうかと思います。
オープンソース・クラウド基盤 OpenStack入門 構築・利用方法から内部構造の理解まで (アスキー書籍)
リンク
第341回 OpenStack環境を30分で構築する
第341回 OpenStack環境を30分で構築する – インストールマシンの外からDashboardにアクセスする
OpenStack に触ってみた ~ ワンマシンでのお試し環境セットアップまで(2014/11/15 版)
Installing Ubuntu OpenStack
コメント
突然のコメントすみません
自分もopencloudをインストールしているのですが
A fatal error has occurred: unable to create contatiner: See ~/.cloud-install commands for futger info.
でエラーが出続けています…どうしたらいいでしょうか
Ubuntu 14.04
3.13.0-24-generic
もちさん
こんにちは。Openstackについては私も素人なんで分からないことが多いのですが、いろいろ調べて感じたのは各種ソフトのちょっとしたバージョンの違いで動作しなくなるということです。
お手元の環境はUbuntu14.04とのことですが、可能であればapt-get update/apt-get dist-upgradeを行ってすべて最新版にしてからインストールを行ったほうが良いと思います。
↓みたいな感じで
sudo apt-get update
sudo apt-get dist-update
sudo apt-add-repository -y ppa:cloud-installer/stable
sudo apt-get install -y openstack
sudo openstack-install –version
sudo openstack-install
あと、どのサーバーにインストールしようとしているかによってもインストールできるできないが変わってくるかと思います。技評の記事にあるようにVPSだとインストールそのものが行えないものもあるようです。
> OpenStack installerはKVMを利用します(注4)。このためクラウドリソース上でKVMを使えることが必須要件となります。
> 残念ながらAmazon EC2やさくらのクラウド,Windows AzureはKVM on XenやNested KVMなどを許容していないようです。
> それに対してVPSである,CloudCore VPSやConoHaはNested KVMに対応しています。